施工事例紹介
Construction case
エレベーター上下開閉ドアメンテ
25年前のエレベーター、開閉ドアの故障で業務がストップ
2016年1月より保守契約をさせていただいている物流倉庫内の3tエレベーターと5tエレベーターのドア開閉に関わるスプロケット及びチェーン等の交換作業内容です。
エレベーター本体の製造はおよそ25年くらい前の物で、近年開閉ドアの故障が数度発生していたようで、その度に業務が止まってしまい、お困りのご様子でした。
スプロケットの耐用年数は約20年位と言われていますが、製造時期からすると交換時期は過ぎています。一方、チェーンの耐用年数はスプロケットより短く、約10年位と言われています。どちらも点検すると交換した形跡がないことから、摩耗や錆が原因で故障が度々発生していたものと考えられます。
重量のある大型開閉ドアはスプロケットへの負担が大
やはり、ドアが大型かつ重量があることでスプロケットなどには負担が大きいことが要因であることが確認できました。そこで、当社でスプロケット交換のご提案をさせていただき、同時にピロブロック、乗り場の張り車ベアリングとカゴ内の照明器具LED化の作業をさせていただきました。

今回の現場。このように大型のエレベーターのドアは上下開閉のタイプです。ちょっとした左右の傾きが故障の原因となります。

約25年は経過しているであろうスプロケット。金属磨耗によって チェーンとの噛み合わせが悪くなり、故障の原因に。

上が錆びて軸が固まり、回らない部分が発見されたチェーン。開閉のズレの原因です。

新旧スプロケットとピロブロック。ピロブロックは耐用年数約20年。 一緒に交換することで今後の安心につながります。

乗り場ドアの開閉スプロケット部交換前の状態です。チェーンの噛み合わせ部分に錆びが見えます。

新品に交換後の開閉スプロケット部。メンテナンス次第で今後20年位まで部品としては安心です。

新旧駆動モータースプロケット。ドアの荷重が相当かかり磨耗が進んでいます。

交換後の駆動モータースプロケット。これで開閉のズレは抑えられ 安心して日々使用できます。

交換後の駆動モーターチェーン 及びドア開閉チェーン。耐用年数は約10年ほど。今後のメンテナンスで錆びを最小限にする必要があります。

張り車スプロケットのベアリング交換。砂、ホコリなどで回転の負荷やガタが起こるので定期的に交換。

交換後のピロブロック。ピロ部分は金属磨耗を起こす為メンテナンス、交換作業が必要です。

交換後のカゴドアのドア開閉スプロケット部、ピロブロック、ドア開閉チェーン。

作業中に気を使うスプロケットを軸から抜くショット。軸に傷をつけないように慎重に行います。

交換後のカゴドアの駆動モータースプロケット、駆動モーターチェーンピロブロック。
スプロケットを一から制作する技術
今回、困ったのはスプロケットを製作する必要があったことでした。スプロケットをメーカーから購入すると納期がかかり、作業日に間に合わないことがわかっていたため、事前にスプロケットとチェーンを実測する必要があったのです。リスクとして微妙なズレで工事の手間や時間が増える可能性がありましたが、製作会社にも協力いただき、順調に工事は進みました。
また、今回の作業でスプロケットの軸は既存のままなので、傷を付けないように慎重に作業をすることに気を配りました。また、ドアの開閉バランスをとる為のドアウェイトを吊る作業では、ドアが上下スライドタイプなので、左右が同じように上下するようにバランスを調整することが苦労した点でした。
日頃のメンテナンスが業務進行を良好なものに
エレベーターの故障は物流倉庫の稼働に大きく影響するので、今回の作業で悩みは解消され、ご満足いただけました。
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