施工事例紹介
Construction case
【青梅市】工場・倉庫 東芝エレベータ製 ロープ式エレベーターリニューアル
2020/10/08
設置から３２年が経過し、東芝エレベータより主要部品の供給停止が発表されていたＮ物流倉庫様（青梅市）の荷物用ロープ式エレベーター（積載量２，０００kg、１-４F・４停止）をリニューアルいたしました。
■リニューアルのきっかけ？
①設置から３２年経過し、制御盤や巻上機等の老朽化が進んでいた事
②製造元の東芝エレベータより主要部品の供給停止が発表されてしまった事
■リニューアルにあたっての課題点
①「テナント様の事を考え、エレベーターの停止期間を少しでも短くしたい。また、夏季休暇中に施工してほしい。」
という事でしたので、使える部品は極力流用した制御盤・巻上機等の制御リニューアル工事ご提案いたしました。
■リニューアル内容
①制御盤・巻上機・操作盤・ドアコントローラ・電材一式等を中心とした制御リニューアル工事
②耐震対策（地震時管制運転装置の追加、停電時自動着床装置の追加、制御盤等の転倒防止対策）
※流用箇所： レール・カゴ室・扉・三方枠・乗場敷居・カウンターウェイト等の鉄骨部材(耐久材)
■工程について
部品製作のために測量調査行い、約６か月後にテナントの都合を考慮して、夏季休暇の時期に施工を行いました。
・７日間はエレベーターを２４時間完全停止
旧：巻上機・モーター
新：巻上機・モーター
旧：制御盤
新：制御盤
旧：カゴ内操作盤 ※アナログ表示
新：カゴ内操作盤 ※デジタル表示となります。
旧：乗場操作盤
新：乗場操作盤 ※デジタル表示となります。
耐震対策：地震感知器(Ｓ波・本震感知) 機械室に設置 ※地震発生時に最寄階に停止、扉を開きます。
耐震対策：地震感知器(Ｐ波・初期微動感知) 昇降路内に設置 ※地震発生時に最寄階に停止、扉を開きます。
耐震対策：停電時自動着床装置 ※停電発生時に最寄階に停止、扉を開く事でご利用者様がエレベーター内に閉じ込められる事を防ぎます。
耐震対策：ワイヤーロープ外れ止め ※地震発生時にワイヤーロープが綱車から外れる事を防止します。
耐震対策：巻上機架台ダブルナット ＊地震時に揺れにより架台が緩まぬようダブルナット締めを行いました。
耐震対策：制御盤転倒防止 ＊地震時に揺れにより制御盤が転倒しないよう制御盤と機械室天井をワイヤーにて固定致しました。
弊社では、全メーカーのロープ式エレベーターに対応したリニューアル工事を行っています。エレベーターの状態やお客様のご要望に応じて、リニューアルプランを提案させて頂きます。ロープ式エレベーターのリニューアルについて疑問等ありましたら、お気軽にご連絡下さい。
★お問合せはこちら（現地調査・見積りは無料）
お電話の方は、０８００-９１９-３２５０
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